大規模なマンションと小規模なマンションはどちらが住みやすい?

こんにちは。マンション管理カレッジがお届けするマンション管理ブログです。
マンションには、千を超える住戸を持つ大規模な物件もあれば、比較的小さな物件もあります。それぞれどういった特徴があり、住み心地にどのような影響を与えるのでしょうか。今回は、大規模マンションと小規模マンションの違いを紹介します。
大規模マンションVS小規模マンション1:「みんな知り合い」の良し悪し
【居住者の声】
私はあまり人付き合いが得意ではなく、ご近所さんとの付き合いも最低限にしておきたいと考えています。マンションの規模が、ご近所付き合いに影響することはあるのでしょうか。
【マンション管理 対応のポイント】
小規模なマンションは、居住者・住戸の数が少ない分、居住者同士の距離が近くなります。「居住者みんなが顔見知り」のような状態になることもあるため、ご近所付き合いが苦手な方にとっては、デメリットに感じられるかもしれません。
一方で、「みんなが知り合い」ということは、部外者がいてもすぐにわかるということでもあります。つまり、不審者が侵入しにくく、マンションの安全性が高まるのです。性質の違う問題ではありますが、比較する価値は十分にあるでしょう。
大規模マンションVS小規模マンション2:管理組合の運営への影響
【居住者の声】
少し前に、小規模なマンションから大規模なマンションに引っ越してきました。そして、管理組合の設立総会に参加した結果、私が最初の理事の1人になったのです。前のマンションでも理事の経験はあるのですが、大規模マンションでもやっていけるでしょうか。
【マンション管理 対応のポイント】
大規模なマンションは、居住者の数に比例してさまざまな意見が生まれるため、管理組合の業務も煩雑になりがちです。理事会や総会が思うように進められず、議決が行えないこともあるかもしれません。理事には強力なリーダーシップや調整力が求められますから、まずは意見の取りまとめ方や合意形成の方法を話し合ってみてください。
大規模マンションVS小規模マンション3:管理費はそれほど変わらない
【居住者の声】
大規模なマンションの資料を取り寄せたのですが、敷地内に大きな公園があり、建物内にはキッズルームやコンビニまで入るそうです。とても魅力的ではあるのですが、これだと管理費も高くなってしまうのではないでしょうか。
【マンション管理 対応のポイント】
実のところ、共用設備が充実している大規模なマンションでも、管理費はそれほど高くなりません。設備の維持費用が増えるのは確かですが、それと同じくらい居住者の数も増えるので、1住戸当たりの管理費は大して変わらないのです。とてもお得感があるといえるでしょう。
もちろん、豪華な設備が数多く設けられている高級マンションなら、管理費が高くなる場合はあります。特に高層階はメンテナンスの手間がかかるため、管理費も高くなりがちです。いくつかの物件を比較検討してみるのが望ましいでしょう。
まとめ:自分に合ったマンションの規模を考えることが大切
どのようなマンションが合っているのかは人によるため、マンションの規模の良し悪しは一概には決められません。重要なのはそれぞれの特徴を理解し、十分に検討して判断することです。自分の理想とする生活から、最適なマンションの規模を考えてみてください。