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老後の思わぬ負担に要注意。マンションの建替え費用の知識

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老後の思わぬ負担に要注意。マンションの建替え費用の知識

こんにちは。マンション管理カレッジがお届けするマンション管理ブログです。

マンションの平均寿命は、68年程度だとされています。安全で快適な生活を送るためにも、古いマンションは建替える必要がありますが、その際に避けては通れないのが費用の問題です。今回は、マンションの建替え費用に関する知識を紹介します。

マンションの建替え費用1:費用は居住者も負担する

【居住者の声】

今のマンションを購入して、早50年が経とうとしています。最近は流石に老朽化が目立ってきており、このまま住み続けるのは厳しそうです。一部では建替えの話が持ち上がっているようですが、費用は私たちが負担しなければならないのでしょうか。

【マンション管理 対応のポイント】

分譲マンションの建替え費用は、一部であれ全部であれ、居住者も負担しなければならないことが多いと思われます。なぜなら、マンションの部屋は居住者の資産だからです。自分の持ち物を新しく作り直すのですから、費用を負担するのは不思議な話ではありません。

金額はマンションの資産価値によって異なりますが、100%自己負担とした場合、1住戸につき1000万円程度が相場です。実際の負担額は、「還元率」という数値によって左右されます。また、他にいくらかの費用が発生する場合もあるのです。詳しくは以下の項目で見ていきましょう。

マンションの建替え費用2:還元率が高いと自己負担額は小さい

【居住者の声】

現在、マンションの建替え計画の策定が進行中です。詳しいことはまだわかりませんが、どうやら「還元率」は80%程度になりそうだという話が漏れ聞こえてきています。還元率とは一体何なのでしょうか。

【マンション管理 対応のポイント】

還元率とは、元のマンションで所有していた床面積に対し、建替えられたマンションで無償取得できる床面積の割合をいいます。たとえば、還元率が100%なら、以前と同じだけの広さの部屋を無償でもらうことが可能です。逆に還元率が0%なら、新しい部屋がどのような大きさであれ、全額を自己負担しなければなりません。

では、還元率80%だとどうなるのでしょうか。この場合は、以前の80%分の面積までなら、無償でもらうことができます。それを超える部分については、自己負担になるというわけです。昔より家族が減っているなどの理由で、建替え前より小さな部屋で構わないというのであれば、還元率100%未満でも自己負担がゼロになることはありえます。

マンションの建替え費用3:仮住まいや引っ越しの費用に注意

【居住者の声】

マンションの建替え計画の詳細がわかりました。うれしいことに、還元率は100%だそうです。もう費用の心配はしなくていいですよね?

【マンション管理 対応のポイント】

マンションを建替える際は、建替えそのもの以外にも費用が発生する点に注意しなければなりません。まず、建替えには概ね2年ほどかかるため、その間の仮住まいとする賃貸物件の家賃が必要になります(親族の家などに住める場合は除く)。さらに、一度出て行って戻ってくる、2回分の引っ越し費用も必要です。

これらを合わせると、300万円~400万円程度の出費になるでしょう。しかもこれらの費用は、全額自己負担しなければなりません。還元率100%だったとしても、実際はかなりの出費が見込まれるわけです。総額でいくらになるのかをしっかりと計算しましょう。

まとめ:建替え費用の仕組みを知り、自己負担を減らすことが大切

マンションの建替えには、決して安くはない費用がかかります。そのため、老朽化しているにも関わらず、建替えを進められないマンションも多いのです。建替え計画を作る際は、できる限り自己負担を減らせるよう、しっかりと意見を出しましょう。