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規約で禁止されていなければ吸ってもいい?マンションの喫煙トラブルへの対処法

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規約で禁止されていなければ吸ってもいい?マンションの喫煙トラブルへの対処法

こんにちは。マンション管理カレッジがお届けするマンション管理ブログです。

マンションではマナーを守って生活する必要がありますが、特に意見が分かれやすいのが喫煙問題です。タバコを吸う人と吸わない人、どちらにもそれなりの言い分があると思われますが、共存するにはどうすればいいのでしょうか。今回は、マンションの喫煙トラブルへの対処法を見ていきましょう。

マンションの喫煙トラブル1:禁止されていなくても一定の配慮を!

【居住者の声】

私は毎日バルコニーに出てタバコを吸っているのですが、隣室や上の部屋の居住者から「迷惑なので部屋の中で吸ってほしい」と言われてしまいました。しかし、うちのマンションの管理規約では、バルコニーでの喫煙を禁止していません。私はなるべくバルコニーで吸いたいのですが、この場合はどちらの意見が優先されるのでしょうか。

【マンション管理 対応のポイント】

バルコニー(ベランダ)での喫煙をめぐる判例としては、2012年12月に名古屋地裁が出したものが有名です。この裁判は、タバコの煙で健康被害を受けた居住者が喫煙者(真下の部屋に住む人)に損害賠償を請求したもので、原告の訴えが認められました。注目すべきは、「マンションの規約で喫煙が禁止されていなくても、他の居住者に著しい不利益を与えているのなら、喫煙は不法行為になりえる(要約)」という判決になっていることです。他の裁判でも同じような判決が出るかはわかりませんが、規約で禁止されていなかったとしても、バルコニーでの喫煙には十分な配慮が必要ではないでしょうか。

マンションの喫煙トラブル2:管理規約を改正する方法

【居住者の声】

真下の部屋の居住者が、いつもバルコニーでタバコを吸っていて困っています。何度注意しても改める気配がないので、管理規約で禁止してもらいたいのですが、どうすればいいでしょうか。

【マンション管理 対応のポイント】

管理規約を改正するためには、マンションの総会で「特別決議」を行わなければなりません。可決に必要な票数は、「区分所有者の3/4かつ議決権の3/4」です。近年はタバコを吸わない人が増加傾向にあるので、あらかじめ他の居住者に働きかけを行えば、改正に持ち込める可能性はあるでしょう。とはいえ、喫煙者にとっては権利の制限であり、大きな不満につながるかもしれません。マナーの徹底などでトラブルを防げるに越したことはないので、「規約の改正もありえる」という前提に立った上で、もう少し交渉を続けてみてはいかがでしょうか。

マンションの喫煙トラブル3:室内で喫煙する時のポイント

【居住者の声】

家族が「部屋の中でタバコを吸うのはやめて」というので、バルコニーに出て吸っていたのですが、今度は他の居住者さんから「バルコニーで吸うのはやめて」と怒られてしまいました。ご近所トラブルは避けたいですし、もう家の中で吸うしかないのですが、家族に迷惑をかけないためにはどうすればいいでしょうか。

【マンション管理 対応のポイント】

最も簡単かつ重要なのは、特定の部屋でのみ喫煙することです。その上で、消臭機能のある壁紙に張り替えたり、タバコ用の空気清浄機を使ったりするといいでしょう。また、煙を出さない電子タバコや加熱式タバコに切り替えるという方法もあります。これらのタバコも、受動喫煙の害が否定されているわけではないのですが、少なくとも悪臭は軽減することが可能です。

まとめ:話し合って喫煙者と非喫煙者の共存を目指そう

マンションにおける喫煙トラブルは、「非喫煙者が受け入れられる範囲かどうか」が重要だといえます。規約でどう定められているかを問わず、しっかりとマナーを守って喫煙すれば、喫煙者と非喫煙者が共存することは可能でしょう。トラブルが発生したら、まずは落ち着いて話し合いの場を持ってください。