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解決に長い時間がかかることも。マンションがゴミ屋敷化した時の対応

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解決に長い時間がかかることも。マンションがゴミ屋敷化した時の対応

こんにちは。マンション管理カレッジがお届けするマンション管理ブログです。

家の中がゴミで埋め尽くされている「ゴミ屋敷」は、日本のあちこちで発生しています。これはマンションも例外ではなく、部屋がゴミ屋敷化してしまうこともあるのです。今回は、マンションがゴミ屋敷化した時の対処法を考えてみましょう。

マンションのゴミ屋敷対策1:まずは事情を聞く

【管理組合の声】

マンションの一室がゴミ屋敷化しているという報告が寄せられました。このようなことは初めてなので、どのように対応すればいいのかわかりません。管理組合として、まずは何をすべきでしょうか。

【マンション管理 対応のポイント】

部屋を訪問して、居住者から事情を聞くことが最優先だと思われます。すでにゴミ屋敷化が進行している以上、すぐに片付けてもらえる可能性は低いでしょう。しかし、「なぜこうなってしまったのか」「どうして片付けられないのか」といった事情を知ることができれば、その後の対応の参考になります。無理に片付けさせようとするのではなく、親身になって話を聞くことが大切です。

マンションのゴミ屋敷対策2:片付けへの協力を申し出よう

【管理組合の声】

ゴミ屋敷の居住者の説得を試みているのですが、何も変化しないまま時間が経過してしまいました。最近では悪臭がひどくなり、他の居住者の生活に悪影響を及ぼしているため、早く何とかしなければなりません。問題の居住者は「迷惑をかけているのはわかっているが、もう気力も体力もない」というのですが……。

【マンション管理 対応のポイント】

ゴミ屋敷の居住者は精神的に追い詰められている状態で、片付けどころではないケースが少なくありません。専門業者を呼びたくても、お金がないということも多いでしょう。粘り強く説得しても本人が動いてくれないのなら、管理組合が片付けに協力する必要があります。まずは、第三者による片付けに同意してもらえるよう、話し合いを進めてください。

実際の片付けの方法ですが、やはり専門の清掃業者を頼るのが無難かと思われます。ゴミ屋敷の片付けは相当な精神的負担になり、衛生面の問題もあるからです。費用については、管理組合で一時的に立て替えることになるでしょう。あとで払ってもらえるとは限りませんが、ゴミ屋敷を放置するよりは建設的だと考えられます。

マンションのゴミ屋敷対策3:裁判は最後の手段

【管理組合の声】

ゴミ屋敷の居住者との話し合いが、うまくいきそうにありません。自分で片付けるつもりがないのはもちろん、我々や清掃業者が部屋に入るのも許さないというのです。もう法的手段に訴えるしかないと思うのですが、可能でしょうか?

【マンション管理 対応のポイント】

区分所有法57条および58条に基づき、ゴミの撤去や部屋の使用禁止を求める訴えを起こすことが可能です。それでもだめなら、同59条に基づいて部屋を競売にかけることもできます。いずれの場合でも、マンションの総会での決議が必要なので、居住者から意見を募集するなどして準備を進めていくといいでしょう。

ただし、裁判はあくまでも最後の手段です。決着がつくまでは長い時間がかかることもあるため、話し合いで解決するに越したことはありません。ゴミ屋敷の居住者の親族に連絡がつくなら、説得をお願いしてもいいでしょう。いわゆる「ゴミ屋敷条例」を定める自治体も増えていますから、あらゆる手段を用いて解決を目指してください。

まとめ:ゴミ屋敷問題にはすぐに対応。予防策も考えよう

分譲マンションの部屋は区分所有者の持ち物であるため、簡単に踏み込んだり出て行ってもらったりすることができません。このことが、ゴミ屋敷問題の解決を難しくしています。発生が確認されたらすぐに対応するのはもちろん、居住者の交流の活発化を図るなど、予防策にも力を注ぎましょう。