悪臭や害虫は発生する?マンションのゴミ置き場付近の部屋

こんにちは。マンション管理カレッジがお届けするマンション管理ブログです。
マンションには多くの部屋があり、階層や方角によって価格も異なります。中でも特に価格が安く、評価も分かれがちなのがゴミ置き場に近い部屋です。今回は、ゴミ置き場付近の部屋で発生するトラブルについて見ていきましょう。
マンションのゴミ置き場付近の部屋1:悪臭と害虫
【居住者の声】
新築のマンションを探していたところ、とてもリーズナブルな部屋を見つけました。ところが、よりによってゴミ置き場の真上の部屋なのです。価格の安さには納得しましたが、やはり悪臭や害虫は発生するのでしょうか。
【マンション管理 対応のポイント】
ゴミ置き場の形状や清掃状況にもよりますが、悪臭が発生する可能性は否定できないと思われます。害虫が発生したり、カラスやネズミが集まってきたりすることもありえるでしょう。特に24時間利用可能なゴミ置き場の場合、いつでも生ゴミが置かれる可能性があるため、どうしても悪臭が発生しやすくなります。
そのため、ゴミ置き場の清掃計画は十分か、消臭装置を設置しているかといったポイントを、購入前に確認することが大切です。悪臭・害虫対策をしっかりと講じているマンションなら、ゴミ置き場近くに住むリスクも小さくなるでしょう。
マンションのゴミ置き場付近の部屋2:騒音はいつ発生する?
【居住者の声】
ゴミ置き場の近くの部屋は、ゴミを回収する時の音がとてもうるさいと聞きます。そんなにひどいものなのでしょうか? たとえ騒音が発生するのだとしても、ゴミ回収の時間のみの問題であれば、我慢できる範囲だと思うのですが。
【マンション管理 対応のポイント】
ゴミ回収時の騒音が特にうるさいのは、資源ごみの回収の日です。ビンや缶がぶつかりあったりへこんだりする音は思ったよりも大きく、人によってはストレスに感じることもあるでしょう。とはいえ、1週間もしくは2週間に1回程度の話であれば、我慢できるかもしれません。
問題は、そのマンションのゴミ置き場が24時間利用できる場合です。夜中でも早朝でもゴミが置いていかれるため、日常的にストレスにさらされる可能性もありえます。生活音や電車の音と同様に、日常の一部として慣れられるかどうかが1つのポイントとなるでしょう。ご自身やご家族が大丈夫そうか、よく考えてみてください。
マンションのゴミ置き場付近の部屋3:環境改善の方法
【居住者の声】
ゴミ置き場の近くの部屋に入居して半年経ちました。残念ながら悪臭や騒音の問題が想像以上に大きく、購入したことを後悔しています。今さら引っ越すわけにもいかないのですが、どうすればいいのでしょうか。
【マンション管理 対応のポイント】
ゴミ置き場を快適な環境にできるかどうかは、居住者や管理会社の意識次第です。たとえば悪臭の場合、生ゴミの袋が破れないように注意し、日々の清掃を徹底し、消臭剤や脱臭装置も設置すれば、かなり改善することができます。
騒音にしても、ゴミは静かに置くように掲示などで注意喚起し、回収業者にもなるべく静かな作業をお願いすれば、改善できる可能性はあるでしょう。まずは管理組合や管理会社に相談し、自分が困っているのだということを具体的な事例とともに伝えてみてください。
まとめ:しっかり対処すれば、ゴミ置き場付近の部屋でも住みやすくなる
ゴミ置き場の悪臭や騒音がどうなるかは、実際に居住してみなければわからないのが実情です。しかし、入居後に問題に気付いたとしても、適切な対応を取れば改善できるかもしれません。ゴミ置き場付近の部屋を購入するなら、トラブルへの対処法をしっかりと考え、不動産会社にも確認しておきましょう。